定例懇親会を開催しました。

 新型コロナが5類に移行したことを受けて、昨年の総会に続いて本年も幾つかのイベントが開催されましたので報告いたします。
 まず、新型コロナ禍でしばらく休会となっていた定例懇親会が再開され、8月21日と11月20日の2回にわたって開催されました。

 久し振りの定例懇親会とあって、待ちに待ったという常連の方々や若手会員など、いずれの会も25名ほどの参加者があり、再会を喜ぶとともに旧交を温めあいました。
 従来の定例懇親会のような冒頭でのスピーチタイムこそありませんでしたが、それでも途中、今日の我が国彫刻界で第一人者になられ、彫塑を専門とされる山本眞輔様(S37年卒)から、今春の叙勲で受章された「勲三等旭日中綬章」(別稿で紹介)についてのご報告があり、併せてこれまでの道のりさらにはご自身の学生時代の思い出など、楽しいお話をお聴きいたしました。
 また、野村幹事(S52年卒)からは、学生会館の最近の様子について紹介がありました。
 再開した定例懇親会では年次の若い参加者も増えて、それぞれ現役時代に思いを馳せ昔話に花を咲かせるとともに、OB仲間の活躍や近況についての話題など、年代を超えて和気あいあいで賑やかなひと時を過ごすことができました。
 なお次回定例懇親会は、遅めの新年会を兼ねて2月3日を予定しております。
 
 

 2回の定例懇親会に続いて、12月6日には山本眞輔氏の個展鑑賞会が開かれました。
 これは、8月の例会の席上、山本様の作品展が出身地の西尾市で開かれることを聞いた会員の有志が、急遽勉強会を計画して呼びかけ、10名が参加して展覧会を訪問したものです。
 参加者は、せっかく西尾に来たからと、昼食に山本様も加わって名物のうなぎを堪能してから会場に向かいました。
 会場には「人間賛歌 平和を祈りて 2024」のテーマのもとに多くの作品が展示されており、制作者の山本様から解説を頂戴しました。
 山本様は、彫刻と彫塑の違いに始まり、制作過程のご苦労や裏話、作品それぞれに込めた想いなど、興味深い内容を楽しく語ってくださいました。
 お聴きしながら鑑賞して回ると、作品群が一段と身近に感じられ、一同感慨深く作品群を鑑賞し、師走に入った中で思いがけず充実した時間を過ごした次第です。

以上